渓流釣りと一言に言ってもネットなどで検索すると、さまざまな服装、装備が出てくるかと思います。この記事では筆者が個人的におすすめするスタイルを紹介します。特徴としてDAIWAやSHIMANOといった釣りメーカーのウェア類は使っていません。これら有名釣りメーカーのウェア類の機能面については、使ったことがないのでレビューできませんが個人的に価格が高すぎること、絶望的にデザインが気に入らないため、登山メーカー(モンベル信者です)とワークマンあたりから選ぶことが多いです。
重要度★★★★
沢登り用ヘルメット。落石や転落時の安全対策のために必要です。渓流釣りでは落石に注意する必要があります。自然に石など障害物が落下してくること、崖を登っている先行者が誤って石を落としてしまうこと、落石が起こる要因はさまざまです。私自身、目の前に岩が降ってきてゾッとした経験があります。釣り人でヘルメット装備している人は少ない気もしていますが、同じような行動をしている沢登りの人がほぼ100%ヘルメットをしているのに、釣り人がしていないのが不思議でなりません。リスク軽減のため強くおすすめします。熊などに襲われた時にも活用できるかも(?) 。本流など川幅が開けた場所では必須度合いとしては下がります。
重要度★(なくてもよい)
光の乱反射を軽減し、川の中の魚を見えやすくしてくれます。釣具屋さんの高いモデルもありますが、 JINS でも作ることができます。¥10,000以内でできるので個人的にオススメ!綺麗な景色をそのまま楽しみたいので普段はあまり使いません。
重要度★(なくてもよい)
頭からかぶるネットです。暖かくなってくると目の前をブヨやら蜂がブンブン飛び回る機会が増えてきます。虫が嫌いな人にはおすすめ!トレードオフとして視界が悪くなります。これも持ってはいるけど使う機会はあまりなし。
重要度★★★
首に巻いておきます。首を虫などに刺される防御にもなりますし、暑くてたまらない時は、汗をふく -> 川で洗う -> また首にまく -> 涼しい!となれるのでタオルが良いかな、と思います。
重要度★★★★★
寒い時期用、暑い時期用と2種類ぐらいもっておくと良いでしょう。レインウェアと書いてありますが、雨天専用ではなく、アウター用途として使います。アウトドア用の水を通しにくい素材であればなんでも良いです。水に浸かることもあるので、水を含むと重くなるような素材は避けましょう。個人的にモンベルのレインウェアがおすすめです。性能に対してコストパフォーマンスが圧倒的。これを買っとけば間違いないと思います。更にコストを重視するのであればワークマンのアウトドア用レインウェアをおすすめします。
重要度★★★★★
水を含むと重くなったり、乾きにくいような素材は避けましょう。シーズンによって重ね着する枚数を調整してます。綿素材はNG。ポリエステル100%がおすすめです。そのへんで買えるお安いものでもOKですが、最初から最高のものを求めるのであれば値は張りますがフラッドラッシュという製品が至高です。
重要度★★★★★
遡行では、岩に手をかけたり、地面を触ったりします。親指、人差し指、中指が空いている手袋が手を保護しつつ不便を感じないのでおすすめです。釣具屋さんにたくさんの種類が売っていますが、そのへんのスーパーとかコンビニで売っている手袋の指をハサミで切っても良いでしょう。
重要度★★★★★
沢の険しさにもよりますが、遡行ではロープを頼りに岩を登ったり降りたり、岩を掴んで移動したり斜面を這いつくばって登る、などのシーンがあります。指先まで完全に保護するような手袋があるとこのようなシーンでより安全に遡行できるでしょう。
重要度★★★★★
下半身用のウェットスーツです。水に濡れることを前提とした装備で、優れた保温性を発揮します。3,4月は寒いので水を通さないウェーダーを買っても良いでしょう。(個人的にウェーダーは動きにくくて嫌いなので使ってません。)関連して、下着も速乾性が優れたポリエステルがおすすめです。
重要度★★★★★
伸縮性があり、速乾性に優れた素材がおすすめです。ベルトが通せるタイプにしておくと便利です。Amazonで買った適当なハーフパンツを使っていますが、モンベルやワークマンでも優れた商品があると思います。
重要度★★★★★
ダイビングソックス、マリンソックス、などと呼ばれることもあります。半身ウェットスーツと組み合わせて使用します。
重要度★★★★★
滑りにくいフェルトシューズが渓流釣りでは鉄板です。現在はモンベルのサワートレッカーというシューズを愛用しています。以前はAmazonで安い沢靴を毎年買い替えて使っていました。
重要度★★★★★
釣り小物を収容するのに便利。濡れても重くなりにくい生地のもの、メッシュ構造になっているものは特に軽量でおすすめです。
重要度★★★★★
筆者はアブガルシアのバックパックを愛用しています。上と下の二室に分けることができて便利です。25ℓぐらいの容量でパンパンになることがあるので、余裕を持たせるのであれば30ℓ程度容量があっても良いかもしれません。
重要度★★★
くまさんと遭遇したくなければ持っておきましょう。筆者は音色の異なる鈴を2つ持ち歩いています。(ジャラジャラ系とチリンチリン系)
重要度★(なくてもよい)
熊対策です。Bluetoothスピーカーはスマホにペアリングして爆音で音楽を流せます、電子ホイッスルは大音量を出せるので見通しの悪い場所などで頻繁に鳴らしています。
重要度★(なくてもよい)
熊対策です。いざ襲われたら使えるのか問題はさておき、いざとなったらと安心感を得るためにも持っておくと良いでしょう。誤爆注意!
重要度★(なくてもよい)
仲間と釣りをしながら連絡を取り合ったりするときに非常に便利です。沢の音で声が聞こえない場合や、少し離れているとき、急斜面を登ったりするときに連携をとりやすくなります。
多くの河川で3月頃に解禁となりますが、まだまだ山は冬模様で気温は低めです。残雪が沢に残っていることも普通でしょう。当然ながら水温も氷水のように低いため、上に挙げた装備では水に濡れる前提の装備になっているため寒く無理!という状況になることが想定されます(特に下半身)。そこで筆者が3月~4月中旬頃まで寒さを緩和するために使用している装備を紹介します。そこまでお金をかけずに、機動性も維持しつつ寒さを緩和できるでしょう。ただし完全に防水するわけではありませんので、川に浸かっている時間が長かったり水量の多い河川であれば、(機動性は落ちますが)素直にウェーダーを使用したほうがよいでしょう。
要は強力なカッパのズボン版だと思っていただければOK。耐水圧が20000以上のレインパンツをウェットスーツの上に履きます。ワークマンであれば2~3000円以下で手に入ります。ズボン丈が短いと下から水が侵入しやすくなりますので注意。
レインパンツの上から水の侵入を防ぐために着用します。レインパンツを履いても、そのまま水中に入ると下から盛大に水が侵入してきますので塞ぐ必要があります。完全な防水にはなりませんが、レインズボンの足首を伸縮性のあるバンドで縛ることで防水性が増します。多少侵入してもウェットスーツなら大して寒くないですし。Amazonなどで数百円で購入できるでしょう。
防水ソックスが売られています。腿までの長めのタイプが良いでしょう。素足 -> ネオプレーンソックス -> 防水ソックス の順で履いています。使い込むと防水性能が落ちていくので解禁明け専用に準備しておくとよいでしょう。
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