sysbenchでCPU/メモリ/ディスクのパフォーマンスを計測する。

1.sysbenchとは

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sysbenchコマンドはCPU,Memory,Disk I/O,データベースなどのワークロード試験(性能試験)を行うためのツールです。予め指定した処理・リクエストをどのくらい時間で、何秒で実行できたか、スループットを計測することができます。

2.インストール

CentOS6環境ではepelからリリースが可能です。yumでインストールします。

3.sysbenchの基本的な利用方法

CPU,メモリ、ディスクどの性能を計測するかによってオプションを変更します。主に一般オプションで大まかな試験ジャンルを指定し、細かいパラメータはテストオプションで指定を行います。

【コマンド書式】

【一般オプション】

オプション 説明
–num-threads=N スレッド数の指定(デフォルト1)
–max-requests=N リクエスト数の指定(デフォルト10000)
–max-time=N 実行時間のリミット指定
–test=STRING テストモードを指定する。
▼cpu
CPUのパフォーマンステストを行う。
▼memory
メモリスピードテストを行う
▼fileio
ディスク性能のベンチマークを行う
▼oltp
データベースのトランザクション性能テストを行う
▼threads
スレッド処理のパフォーマンステストを行う。
▼mutex
mutex処理のパフォーマンステストを行う。
–debug=[on|off] 詳細情報を表示する。(デフォルトOFF)

■CPUのパフォーマンステスト

CPUのパフォーマンス試験は素数計算にかかった時間を計測します。

実行例

試験結果

CPUオプション

オプション 説明
–num-threads=N スレッド数の指定(デフォルト1)
–max-requests=N リクエスト数の指定(デフォルト10000)
–max-time=N 実行時間のリミット指定
–test=STRING テストモードを指定する。
▼cpu
CPUのパフォーマンステストを行う。
▼memory
メモリスピードテストを行う
▼fileio
ディスク性能のベンチマークを行う
▼oltp
データベースのトランザクション性能テストを行う
▼threads
スレッド処理のパフォーマンステストを行う。
▼mutex
mutex処理のパフォーマンステストを行う。
–debug=[on|off] 詳細情報を表示する。(デフォルトOFF)

 

■メモリのパフォーマンステスト

実行例

試験結果

Memoryオプション

オプション 説明
–memory-block-size=SIZE
ブロックサイズを指定します。(デフォルト 1Kbyte)
–memory-total-size=SIZE
メモリへの送信データのトータルサイズを指定(デフォルト100GB)
–memory-scope=STRING
試験対象のメモリスコープを指定(デフォルトglobal)
–memory-oper=STRING
{read, write, none} いずれかの試験モードを指定(デフォルトwrite)
–memory-access-mode=STRING
{seq,rnd} メモリへのアクセス方法をシーケンシャルかrandで指定する。(デフォルトseq)

■ディスクI/Oのパフォーマンステスト

ディスクIOの試験は予め試験用ファイルを作成し、そのファイルに対して試験の処理が走ります。

実行例
(1)ファイル準備
ファイルがたくさん生成されるため、試験用ディレクトリ内で実行することをおすすめします。1Gのファイルサイズで8192Kbのファイルが128個作られます。(1024MB)

(2)試験開始

(3)削除

試験結果

Diskテストオプション

オプション 説明
–file-num=N
作成するファイルのファイル数を指定する。(デフォルト128)
–file-block-size=N
ブロックサイズを指定(デフォルト16KB)
–file-total-size=SIZE
作成するファイルサイズ上限を指定。これを指定するとブロックサイズに応じて同容量程度になるような数のファイルを生成する。
–file-test-mode=STRING
テストモードの指定
【シーケンシャル】…端から順番に処理
【ランダム】…不規則な処理
▼seqwr(シーケンシャルwrite)
▼seqrewr(シーケンシャルread&write)
▼seqrd(シーケンシャルread)
▼rndrd(ランダムread)
▼rndwr(ランダムwrite)
▼rndrw(シーケンシャルread&write)
–file-io-mode=STRING
ファイルのI/Oモードを指定する。
  • sync…同期モード(通常はこちらを利用・デフォルト)
  • async…非同期モード
(テストオプション)
▼prepare
fileioやoltp(on-line transaction processingの略)で試験ファイルを準備するときに利用する。
▼run
ワークロード試験を実行するときに利用
▼cleanup
試験で利用したファイルを削除する。

 

 

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